
最近、猫さんがご飯を食べにくそうにしていたり、お口を気にしていたりすることはありませんか?
それは“口内炎”のサインかもしれません。
猫さんたちは痛みを我慢してしまうため、気づいた時には症状が進行していることもあります。
今回はそんな猫さんの口内炎についてご紹介します。
猫さんの口内炎とは
猫さんの口内炎とは、歯茎や頬の粘膜、舌など口の中の粘膜全体に炎症が波及し、粘膜がえぐれてしまう(潰瘍化)ことで激しい痛みを伴う病気です。

尾側口内炎所見(矢印)が認められた猫さんです。
原因
原因はまだはっきりと究明されていませんが、ウイルスや細菌の関与の可能性が指摘されています。
症状
- 食欲が落ちた
- ご飯を食べた時に悲鳴をあげる
- よだれが多い
- 前足がよだれで汚れている
- 毛づくろいをしなくなった
- ドライフードを嫌がりウェットフードを好むようになった
こういった症状がある場合は口内炎かもしれません。
治療法
猫さんの口内炎の治療は内科療法と外科療法に分かれます。
内科療法
何らかの理由で麻酔をかけることができない場合に適応となります。
残念ながら内科療法では根治は目指せません。そのため、痛み止めや抗炎症薬(主にステロイド剤)、抗生剤などを使用して“症状を軽減させること”が目標になります。
外科療法
根治を目指す治療です。
口腔内細菌の清浄化として歯垢・歯石除去を行い、その後周囲の粘膜に炎症を示す歯を抜歯します。
大多数の猫さんが広範囲に炎症を持っているため、全臼歯抜歯(犬歯より後ろの歯を全て抜歯する)あるいは全顎抜歯(全ての歯を抜歯する)が必要となります。
全臼歯抜歯では60%以上、全顎抜歯では90%以上の治癒が期待できます。
最近では、ステロイド剤を投与していた個体では抜歯を行っても口腔粘膜の炎症が治癒しにくいことが分かってきています。
そのため、根治を目指す場合はできる限り早期の抜歯が推奨されます。
外科療法を行ってもあまり改善のない“難治性”と呼ばれる猫さんたちには、レーザー治療や再生医療などの選択肢をとることもあります。
まとめ
猫さんの口内炎は発症から早期に治療を行うほど経過は良いと言われています。
日常の些細な猫さんの行動の変化に気づいてあげることが早期発見につながります。
気になることがあればお気軽にご相談ください。
ハグウェル動物総合病院 吉川美南院の体制
ハグウェル動物総合病院 吉川美南院では、健康診断を通年で実施しており、病気の早期発見・早期治療に力をいれています。
動物さんの小さな変化も気兼ねなくご相談ください。動物さんとご家族のみなさまが満足のいく治療方針をご提案させていただきます。
ご予約・ご相談はお気軽に!
LINE・お電話(048-940-0337)にて承ります♪

