ハグウェル動物総合病院からのお知らせ

/home/ikgreen8/hugwell-vets.com/public_html/topics/wp-content/themes/hugwell_temp/single.php on line 69
">

トピックス

TOPICS

  • ブログ
  • 犬猫さん

【横浜鶴ヶ峰院】うちの子の座り方、ちょっと変?獣医師が教える股関節形成不全のサインと対策

 

 

【専門診療】中津  院長

【担当科目】総合診療科・神経科・腫瘍科

 

「最近、お散歩を嫌がるようになった」「歩くときにお尻が左右に揺れている気がする」…愛犬や愛猫のそんなサインに気づいたことはありませんか? もしかするとそれは、「股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)」という病気のサインかもしれません。

今回は、飼い主様にぜひ知っておいていただきたい「股関節形成不全」について、疫学から予防まで詳しく解説します。

股関節形成不全とは?

股関節形成不全は、太ももの骨(大腿骨)の骨頭と、それを受け止める骨盤のくぼみ(寛骨臼)がうまく噛み合わず、関節に緩みが生じたり、変形してしまったりする病気です。

  • 犬さんの場合: ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ジャーマン・シェパードなどの大型犬・超大型犬に非常に多く見られます。しかし、フレンチ・ブルドッグやパグ、コーギーなどの中・小型犬でも発症することがあります。
  • 猫さんの場合: 犬に比べると少ないですが、メインクーンやペルシャなどの純血種の大型猫での発症が報告されています。

症状は早い子で生後4〜6ヶ月齢の成長期から見られ始めますが、中高年になって関節炎が悪化してから気づかれることもあります。

なぜ起こるの?(原因)

この病気は単一の原因ではなく、「遺伝的要因」と「環境的要因」が複雑に絡み合って発症します。

  • 遺伝的要因: 親から受け継いだ遺伝的な体質が根本的な原因の70%程度を占めると言われています。
  • 環境的要因: 成長期の急激な体重増加(肥満)、過剰なカロリー摂取、カルシウムの過剰摂取、そして滑りやすい床での生活や過度な運動などが、発症を後押ししたり症状を悪化させたりします。

気づいてあげたいサイン(症状)

動物たちは「痛い」と言葉で伝えられません。以下のようなサインを見逃さないようにしましょう。

  • 歩き方の異常: モンローウォーク(お尻を左右に大きく振って歩く)、うさぎ跳び(走る時に後ろ足を揃えてウサギのように跳ねる)
  • 行動の変化: 立ち上がるのに時間がかかる、階段や段差を嫌がる、散歩の途中で座り込む、ジャンプできなくなる、座り方がおかしい
  • 身体的変化: 後ろ足の筋肉が落ちて細くなる、触られるのを嫌がって怒る

動物病院でのチェック(診断)

「もしかして…」と思ったら、早めに動物病院へご相談ください。診断は主に以下の方法で行います。

  • 問診と歩様観察: 普段の様子を伺い、実際に歩く姿を観察します。
  • 触診: 鎮静をかけた状態で関節の緩み(クリック音)を確認する「オルトラーニ試験」などを行います。
  • レントゲン検査: 最も重要な検査です。骨の変形や関節の緩みの度合いを客観的に評価します。

どうやって治すの?(治療)

年齢、症状の重さ、ライフスタイルによって治療方針を決定します。大きく分けて「保存療法」と「外科手術」があります。

  • 保存療法(内科的治療):
    • 体重管理(ダイエット): 関節への負担を減らすための最も重要な治療です。
    • お薬とサプリメント: 消炎鎮痛剤で痛みを和らげ、関節軟骨を保護するサプリメントを使用します。
    • リハビリテーション: レーザー治療や水中トレッドミルなどで、痛みの緩和と筋肉の維持を図ります。
  • 外科手術: 保存療法で痛みがコントロールできない場合や、若齢で重度の場合に適応となります。
    • 骨盤骨切り術(TPO/DPO): 若齢(概ね1歳未満)で関節の変形が進んでいない場合に行い、骨盤の角度を変えてはまりを良くします。
    • 大腿骨頭切除術(FHO): 痛みの原因である骨の頭を切り取る手術です。筋肉で体を支えられる小型〜中型犬(または猫)でよく行われます。
    • 股関節全置換術(THR): 悪くなった関節を人工関節に入れ替える手術です。大型犬でも痛みのない歩行が期待できます。

今後の生活はどうなる?(予後)

股関節形成不全は完全に「元の正常な関節」に戻すことは難しい病気ですが、早期に発見し、適切な体重管理や治療介入を行えば、痛みなく元気に生涯を全うすることが十分に可能です。重症化して重度な変形性関節症になってしまう前に、ライフスタイルを見直すことが鍵となります。

飼い主様にできること(予防)

遺伝的な素因は変えられませんが、環境を整えることで発症を遅らせたり、症状を軽くしたりすることができます。

  • 成長期の食事と体重管理: 特に大型犬のパピーは、「早く大きくしたい」とご飯を与えすぎないように注意しましょう。適切な成長曲線に沿った体重管理が最大の予防です。
  • 滑りにくい環境づくり: フローリングには滑り止めマットやカーペットを敷き、足腰への負担を減らしましょう。
  • 適度な運動: 過度な激しい運動(フリスビーなどでの急なジャンプ・ターン)は避け、平坦な道での長めのウォーキングや水泳など、関節に負担をかけずに筋肉を育てる運動がおすすめです。

おわりに

股関節形成不全は、飼い主様の毎日の観察で早期発見ができる病気です。「歩き方が可愛いな」と思っていたものが、実は痛みのサインだったということも少なくありません。少しでも気になることがあれば、お気軽に動物病院にご相談ください。愛犬・愛猫と一緒に、いつまでも楽しく歩ける毎日を守っていきましょう!

ハグウェル動物総合病院 横浜鶴ヶ峰院の体制

セカンドオピニオン設置

関節や骨などの症状に対して迅速な対応を行います。

整形疾患に必要な検査として、身体検査、レントゲン検査に加え、症状に応じて神経学的検査(反応・歩様など)、血液検査、CT検査(脳構造評価)、CSF(髄液)検査、を実施して、原因を特定し適切な治療を行います。

特に「手足を上げる」「ケンケンとスキップをする」「足を引きずる」などのケースでは、的確な診断が非常に重要です。

また、外部より整形外科専門の岩田 宗峻 獣医師を設けているため、セカンドオピニオン、さらには繰り返す症状などの受け入れを行っております。

横浜市から川崎・大和エリアまで、地域の皆さまの“かかりつけ”として、安心の獣医療をお届けします。

 

ご予約・ご相談はお気軽に!

LINE・お電話(045-442-4370)・受付(動物病院総合受付)にて承ります♪

/home/ikgreen8/hugwell-vets.com/public_html/topics/wp-content/themes/hugwell_temp/content.php on line 69
">
*

ハグウェル動物総合病院
グループのポリシー

*
大切な動物さんの健康と、
家族みんなの歓びを、
育み続ける
ハグウェルグループにおける企業理念のもと、地域の飼い主様にとっての心の拠り所となることを目指し、横浜市旭区今宿東に第一号病院を開院しました。
当院では、予防や一般診療をはじめとして、その他の高度医療や専門診療にも総合的に対応しております。地域の全ての動物さんとご家族の皆様の幸せな生活を守り続けるために、常に先進の医療技術と、ホスピタリティを持ってスタッフ一同励んでまいります。
ハグウェル動物総合病院
グループの紹介

こんなお悩みありませんか?

横浜鶴ヶ峰院

LINE予約

吉川美南院

LINE予約

横浜鶴ヶ峰院

045-442-4370

吉川美南院

048-940-0337